欧米の風習であった「ブライズメイド」を日本の結婚式にも取り入れる人が増えてきています。複数の知人や友人に花嫁の介添人をお願いするブライズメイドは式場が華やかになりますが、気を遣わなければならない点もいくつかあります。
今回はブライズメイドをつけるかどうかを決めるときのチェックポイントを紹介します。
目次
・ブライズメイドのドレスはどうやって決めるの?
一般的にブライズメイドは全員コンセプトを統一したおそろいのドレスを着用するのが風習です。そのため、事前に衣装を打ち合わせておく必要があります。
ブライズメイド同士で相談し合って決めてくれると気が楽ですが、花嫁自身が決めるということになると、かなり手間も時間もかかるでしょう。リーダーシップのある友人がいると衣装のことも相談しやすくなります。
・金銭的な負担を考えて
ブライズメイドのドレスや小物の費用は基本的にブライズメイド自身が負担します。しかし、100%自己負担というのはなかなか難しく、花嫁側が何割か負担することが多いようです。
ブライズメイドの衣装などにかかる費用を計算し、その金額次第でブライズメイドをつけるかどうか決めてみてはいかがでしょうか。金銭の問題は大きなトラブルに発生しやすいので、慎重に考えてください。
・ブライズメイドになってくれる人を想定する
友人全員が必ずしもブライズメイドを引き受けてくれるわけではありません。人前に出るのが苦手な人や、忙しくて準備に時間が取れない人に頼むと断られてしまうこともあるでしょう。
ブライズメイドの数に決まりはありませんが、あまりに少ないと寂しいものです。ブライズメイドになってくれる人の数を考えてから決めてもいいでしょう。
・親族にも意向を聞いてみる
ブライズメイドはまだあまり浸透しておらず、両親や祖父母によっては新しいものを受け入れられないという人もいるでしょう。基本的に結婚式は家族をメインにして行うものなので、ブライズメイドが中心になることを快く思わない家族がいるかもしれません。
親族全員に聞く必要はありませんが、両親や兄弟にはブライズメイドについてどう思うか聞いてみてもいいでしょう。
・ブライズメイドの役割を考える
あまりにたくさんのことをブライズメイドに頼むと負担になりますが、そうかといってあまりにすることがないというのも寂しいもの。せっかく用意したブライズメイドドレスをアピールする場も少なくなりそうです。
自分のことは自分で、という方向性の欧米の結婚式とは違い、日本の結婚式場はドレスの着替えや司会も基本的にスタッフが担当してくれるので、ブライズメイドの出番がほとんどないこともあり得ます。ブライズメイドにお願いしたい内容を考えてから決めるといいでしょう。
・ブーケもブライズメイドらしく
花嫁さんとお揃いのブーケで、ちょっと小さくするのもいいアイディアです。
・まとめ
ブライズメイドがつくと結婚式はとても華やかになりますが、まだまだブライズメイドが浸透しているとは言えない日本では、無理に頼むとかえって失敗してしまうこともあるでしょう。本当に必要かどうか、結婚式場のスタイルや家族の意向に合わせてじっくり考えてみることをおすすめします。