ブライズメイドとは、花嫁の友人数人がウェディング準備や挙式当日のサポートを行う花嫁介添人のことです。中世に始まり、長い歴史を持つブライズメイドですが、日本では最近になってようやく知られるようになりました。
海外ではなぜブライズメイドが流行っているのでしょうか。ここでは海外の結婚式と日本の結婚式を比較しながら紹介します。
目次
・悪魔祓いの役割を持つブライズメイド
最近でこそ、ファッション感覚でブライズメイドをお願いする人が多いようですが、元々ブライズメイドは悪魔祓いの役割を担うために生まれたようです。
悪魔が花嫁にとりつくことがないように、女性数人が花嫁と同じようにドレスアップし、悪魔を混乱させる役割を果たしていました。
花嫁の親友をブライズメイドに選ぶのが一般的ですが、昔は「ブライズメイドの数=その家のステイタス」と考えて、とにかくたくさんつける家族も存在したようです。今でも中世の習わしを信じて、ブライズメイドをお願いする花嫁が少なくありません。
・手作りウェディングが多い海外の結婚式
海外では、友人や知人が手作りして行う結婚式が目立ちます。ホテルや結婚式場などきちんとした場所で、プロのスタッフが執り行う日本の結婚式とは趣が異なるようです。
海外の手作りウェディングは、友人が準備のために集まることも多く、ブライズメイドをするのは自然な流れといえるでしょう。
日本でまだまだブライズメイドが浸透しないのは、プロのスタッフが準備から当日のサポートまで行ってくれるため、ブライズメイドの出番があまりないからだと言えます。
・海外セレブに憧れてブライズメイドを選ぶ人も
海外では、セレブが友人の結婚式でブライズメイドを務めた事例も多いようです。2016年には歌手のテイラースウィフトが幼なじみの花嫁であるブリタニー・マークのブライズメイドになりました。このときテイラーはブライズメイドのリーダーポジションであり、花嫁と最も仲のいい友人がなれるメイド・オブ・オナーに選ばれたようです。
また、リアーナやレディー・ガガ、サラ・ジェシカ・パーカーなどさまざまなセレブも、ブライズメイド経験があるのだそう。セレブのブライズメイド姿に憧れて、「自分の結婚式でもブライズメイドを!」と考える人が多いようです。
・メイド・オブ・オナー(Maid of Honor)
ブライズメイドたちを取りまとめるリーダーがメイド・オブ・オナーと呼ばれます。花嫁と一番親しい人がちょっと違うブライズメイドドレスで務めることが多いようです。
・まとめ
日本ではウェディングスタイルによってブライズメイドをお願いするのは難しい場合もありますが、友人たちと一緒におそろいのドレスで身にまとうと結婚式もおしゃれで一層華やぎそう。結婚式のテーマカラーに合ったブライズメイドドレスを大事な友人たちが着て、きっと忘れられない思い出になります。